〜20180331
花火、いつの間にか音が止んでた。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年8月2日
きっと、そうやって、過ぎてく。
遠くに見えなくあって、見にも行かないで。
冷たい腕に抱いて
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年8月29日
誤魔化すのもただ面倒で
僕はきっと恋だとか愛だとかを
受けることを信用していない
もう、胸も高鳴らない
孤独みたいな退屈を
誤魔化すときの言葉や表情も
もう、しぼりだせない
まるで、遠く知らない街の曇り空のように
気にかけることなく
僕らは忘れよう
冷たい手を
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年8月29日
どうして
暖めなければならないのか
わからなくなった
あの頬を両手で包むのが
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年8月29日
好きだった僕は
どんな気持ちでいたのだろう
他人より、遠い
親切、にならなれるけど
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月15日
もうあんなには愛せないよ、誰も
足首を掴めば
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月15日
薄い皮膚の下
踝の骨が強張っていく
震える小さな膝
張り詰める爪先
膝の裏の汗の粒
何もかもが冷える
こんなにも熱は溢れて居る
白い歯の隙間に指を押し込んで
確かな息と舌の湿り気に触れる
復讐の残忍さのように
その泪は歓喜?
それとも恐怖?
連れて行く!
痙攣する背中を撫でる
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月15日
あなたはすぐに苦しくなって
僕に縋って震える
小鳥よりも
あなたに
何か起きて何を思い
そしてそう成るのかは解らない
蝶舞う道よりも
震え
撫で
息が整い
蒼白の頬に朱が差し
また飛び立ち
千切られ
赤切れた裸足でやって来る
すぐに苦しくなって。
大きな月が出るの
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月15日
その部屋からならよく見えるの
まるでそれが当然みたいに
電話の向こうはこっちに向かっている
すぐさま窓の一番のところに陣取って
熱心に見上げている
お茶と毛布をどうぞ
もう恋じゃない今のほうが
ずっと楽に気まぐれを愛せる
うたた寝の続き
窓に背を向ける
ひとつだけ
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月15日
君がいた証が残るなら
それは花の名
ぼってりと白くとまる鳥
頼りなく開いた端の薄桃
後ろめたく強く香る紫
透けて溶ける黄
不躾に鈴生りの青
君といたよりずっと何度も
めぐるたびきっと耳によみがえる
同じだけ君を傷付けられただろうか
今夜与えられる、
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月19日
ということに感謝して
それ以上は何もしないで
何も奪わないで
誰かをそんなにも必要とすることって
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月19日
僕には簡単なことじゃないし
「いなくてもいいの?」
って言われたら、いいよ、としか言えない。
どれだけ半身を千切ってきた僕でいると思っているの?
君だけじゃない、
誰も足元に及ばないほどの不在を
僕は永遠に手放す気なんてないんだ
僕の欠落を埋められるとは思わないで
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月19日
それはあの人のかたち
とても大事にしているから
その淵に気づかせもしないよ
あなたは僕の指を噛み
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月20日
ふざけたふりして騙されてくれた
うんざりしていたけれど
それはとても、可愛らしかったんだ
ありがとう
さようなら
ありがとう
嘘は言ってない
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月20日
ただ、保てないだけ
誠実というのは
変化しないことではないだろう?
寒いけど
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月20日
それが気分とぴったりで
このまま
あられもない格好で
いぎたなく眠ろう
微熱が下がらないし喉も痛い
僕はあのひとのなら
ほんの少しの熱でも
抱かずに分かったものだった
どうにもならない
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月29日
祈りより遠いものが心に住んでるから
今日なんて
なんとなくうまくやりすごせばいい
日常というものは
消耗するけれど
情熱なんていらない
ときどき
なんとなく甘く唇を湿らせる
祈りの先の見えないあれ
きっと跪くような素晴らしいあれしかいらない
隣に立って
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月29日
爆笑しながら
美味しいものや
あまり美味しくないものを
作ったよね
なんでもないハズが
一緒なら全部すごく楽しくて
アレも食べようよ!って
オヤツも作ったよね
僕の胸には今も
君の素晴らしい才能があって
美味しいものも美味しくないものも
笑って食べられるんだ
下らないテレビを
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月29日
見てるような見てないような
そんな週末の昼過ぎに
大量の餃子を包むのがとびきり好きだった
君はとびきり
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月29日
僕を幸せにさせるチカラをもっていて
たとえば、
アップルパイは温めて
アイスクリームを乗せるとか
そんな時のコーヒーはいつもより濃いとか
まるでなんてことないことみたいにして
そんな毎日が
胸の中に絶えず湧き出る
永遠に枯れない幸福の泉を
作ってしまったんだ
あなたは
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年9月29日
僕をとても嬉しそうに見て
いつも照れては
指を繋いだ
だから僕は
きっとそれを享受できるくらいには
「わるくない」んだと少しずつ学んだ
心細いと電話をかけてきて
急に呼び出したり
ここへ来たり
帰りたくないと言ったり
約束してと泣いたり
そんなことでも教えてくれた
僕の腕におさまりながら
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年10月4日
僕をすっかり包みこみ
こぼれる全てを受け入れる
あなたの
たぶんそれは愛というもの?
あなたのせいではなく
全ては遅い
でも、ありがとう
それはとても
心地よく安心であたたかく
僕を全てから許すようなもの
だからあなたからも
僕は強く自由でいるよ
これを温もりと呼ぶなら
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年10月4日
あまりにもひどい。
均衡を保っていないから温かいのだ。
僕が冷えているから。
奪うから。
そんなに欲しいものでもないしね。
誰かと近ければ近いほど
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年10月4日
あなたのことを考えている
もうあなたの全てを必要としないほど
これに名前をつけられるくらいなら
こんなに思ったりしない
あなたが確かにいたこと
いま僕がここにいること
なんて間違いのないことなのだろう
常に共にある不在
それが僕の全て
暗く寒く濁る沼へ
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年12月28日
君は何度も繰り返し沈み込む
何もかもを捨てる
僕は追って潜って足元の泥を掻くのを
とうに諦めふちで待つ
戻るのを引き上げ洗い流し
暖め乾かし温かいものを飲ませ
日なたに横たえる
そこに何を隠していて
なぜそんなにまで寄り添うのか
僕は何も知らない
もう狂おしく誰かを
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年12月28日
抱きしめることはないのだ
何かを求めることも
永遠の闇だ
耳が凍りつく静けさに
僕を呼ぶ声がする
甘く蕩ける記憶に酔う
恐ろしい孤独と引き換えに
胸の炎を選んだ
瞳を閉じれば闇は消え
嘘を手放せば生々しく蘇る
ここに永遠のあなたがある
もう一度、なんて
— 江月 游 (@u_ezuki) 2014年12月28日
想像できるような
いつか、なんて
夢見れるような
そんな生温い絶望だったなら
見せびらかして使えたけどね
唇に甘い指
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年2月13日
秘密の愛
記憶が
疼く
夜
抱きしめたいと伏せて逸らした目
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年2月13日
その肌で気配を探る
僕がそれに逆らえるはずもない
あの人は不幸に僕を引き込んだ
わたしのために不幸になってと
僕はとろける不幸に抱かれて死んだ
あの肌で息を止められて死んだ
そのままで置き去られたことも
孤独も高鳴らない胸も何も怖くはない
だからさ、わかってるって、みんなそれぞれ大変なのも、もっと大変な人がいることも。もちろんあなたも大変なのだし。だからもっと手応えが欲しいなら、そういう人と寄り添えばいいだけ。近くにいてと、あなたに言ってないよ。ほかの人にも言ってない。あなたは特別じゃない、特別嫌われてもいないよ。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年3月31日
僕は少し笑いながらいこう
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年3月31日
そしたらだいたいうまく行く
大丈夫と思われることが大事
あれ?と思われた途端に
いることに気づかれるんだ
そんなのはごめんだ
彼女の手術跡のボコボコした皮膚を
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年3月31日
触るのが好きだ
少しずつ薄くなるその傷の下は
もう何も宿さない
ぼくは彼女が好きだ
宿せた頃も、今も
跡は消えない
何もないしるし
時々痛むという
それをぼくは感じない
何もかもを
悲しみや欠損や愛だと決めることに
どんな価値があるの?
波打ち際に足を浸したら砂が波が
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年3月31日
あんなふうになることを知っている
ぼくらそれでたくさんだね
かけがえのない君
もっと簡単に疎んでしまえばいいのに
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年3月31日
オレはオレを指に食い込む買い物袋のように恨めしくだけ思っていて、帰るところがないのならこの荷物など捨ててしまいたいのだ。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年4月15日
あのころは難しい顔して
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年4月20日
ちっともそんなことはなかったのに
今のきみはすぐ、苦しいと泣く
そうしてぼくに寄り添うよりもずっと
なんてことなく入ってきて
泣いて泣いて、くたびれて笑う
生温い涙はぼくの胸に染み
笑うからぼくも笑う
そんな単純が
冷えた恋のサヨナラの後に待っていた
退屈だから、いま、あなたを傷つけたい
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月3日
ねこがたべもしないのにただ
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月3日
ちいさなくちなわをもてあそぶように
あなたをきずつけて
たいくつをまぎらわせたい
あんなに笑うように言ってた。たくさん笑って楽しかった。ただ楽しくて嬉しくて明るい空しか覚えていない。たとえ一緒にいない時でも、僕はいつも満たされていた。あんなにちょうどよく、愛してるなんて、もうなくていい。恐ろしいほどの幸福。いまもただ思えばそこにいられる。どこにも行きたくない。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月5日
あなたがくれたものは1つや2つで、数えられないものなら、僕のすべてと言える。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月5日
あなたを傷つけないために、ここから近づくことも届けることもない。必ず僕はあなたを不幸にする。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月5日
夢に出ないほど、いつもあなたを見ている。僕は眠ってもいないし目覚めてもいないのかな。それはもしかして、もう死んでいるのかもね。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月5日
持てる力すべてをあなたに注ぐならここでこうしていることが、今は何より幸福なやりかた。祈らずにいられるくらい、あなたのことを信じている。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月5日
ひと目見て好きになった。あまりにもあの人に似ていて、座り込みそうになった。身代わりにしたい。どうしたら、オレはアレを抱ける?ドラッグストアで見かけたアレが欲しい。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年5月26日
その抱えた膝の裏から
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年8月7日
大粒の汗がしたたる
僕は足首を掴んでそれを舌で掬う
君を、虫眼鏡で焼き殺すように壊したい
触覚を抜くようにその目を隠す
君は僕の気配を探して
湿った熱い声を無理に潜める
潜めた熱が匂い出す
ここにしたたるのは羞恥心?
それも掬おう
壊してもいいよね
君がどんなに膝をついても
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年8月9日
あの人の俯いた
斜め後ろの少しの耳にすら
勝てない
誠実も奉仕も役に立たない
さあ、立ち上がって歩いて
雨が降る
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年8月12日
まるで誰も駆け出さないような
深夜に雨が降りだす
あなたは半分の確率で眠る
あまり眠らない人だった
夕方、夏の日差しに足を焼かれながら
あなたの夢を見た
薄く焼けた足を雨に打たせたい
足の熱さで夢から駆け出せない
嘘。
駆け出すつもりなんてない
焼いてくれ
声を聞かせて
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年8月20日
声だけでいい
なんでもいい
俺のことじゃなくても
そう、録音でもいい
あと少し
この温かい生き物が生きている間は
俺も生きて
だから、これ以上狂わないように
わからなくならないように
あの声を、せめて聞けたら
薬が効かないんだ
あの声を、効かせて
脳に溜まったもの
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年8月20日
いいも悪いも全て
跪いて全て吐くから
この小さな生き物の命と
あの人の記憶の他は
すべて奪っていけばいい
もう脳からオレを開放してくれないか
知らない、いつできたのかな?
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月3日
太腿の外側。
小指の下の肘の方。
よくできる、謎の青痣ゾーン。
いつも1番に見つけたいけど。
ねぇ、まださすがに
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月3日
クリスマスソングの鼻歌には
早すぎない?
欲しいものが決まったの?
ネイビーブルーのスエードの
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月3日
少し重たいスニーカーを出す
ハーフパンツをしまう
君がハンドクリームをくれる
冬が来る
勝手に寝起きでパーカーを着ないで
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月3日
もう一枚の薄いグレーのほうにして
黒のは絶対今日着ていこうと思って
ちゃんと猫毛を取ってあるんだから
頭が痛いから暗くして音を消した。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月3日
大丈夫だからと答えるのも、して欲しいこともなくて、ただ一人にしてと言いたかった。
痛みなど分け合えないのだ。
僕はもう、誰ともいたくない。
それなら二度と少しもいたくない。
日が暮れていくのを、薄らぼんやり
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月3日
通る猫を、なでたりなでなかったり
そろそろコーヒーのおかわりを?
理由も言わずのびのびと
不機嫌になりにふらりとやってくる
君のわがままが君だからかわいい
秋の日向の匂い。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月7日
冬毛にいっぱい貯めてくれ。
それを胸に沢山吸い込んでつくため息は最高だ。
陽射しから猫が取り込むぬくもりは猫の蜜。
僕はその蜜に唇も鼻を埋め、
芳しい蜜を堪能する。
幸福に酔う。
ああ、君は僕の神様だ! pic.twitter.com/tJj8sfvAAc
美しく、愛し愛され、許し合って生きるつもりはない。できやしない。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月14日
汚れ汚されたいわけではないのに、それでもそうにしかできない。
この体から穢れが溢れるのか、溢れる穢れが汚すのか。
君の奥に触れ包まれたい。できやしない。記憶だけを美しく奥に留める、それでも穢すということなのか?
夜明けの飛行機雲は薔薇色だ。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2015年11月28日
写すことはできなかったけれど、見えるよね?
あなたの知っている薔薇色の朝焼けと同じ、僕の知る薔薇色とはたぶん違うその色。 pic.twitter.com/be36YcJ2rP
あなたがミントはいやだと言うから、僕はこっそり食べていた
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年1月28日
誰かがくれた、大好きなミントのチョコレート
欲しいなら、このミントのやつ分けてあげる
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年1月28日
それが僕にとってなんなのかさえ
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年5月3日
永遠に誰にも言わない
小鳥のような
手首の骨をきつく掴んで
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年5月3日
鼻筋についた髪をつまんで流す
ねぇ、半分滲んだ左の眉を見せて?
とおくとおくはなれても僕のことがわかるなら、僕はどこへ隠れたらいいのだろう。胸の中にあなたがいて、僕はどこにいても恋をしている。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年6月10日
ぼくを一番つらくさせるのは君
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年6月10日
ねぇどうしてぼくの手を握り
そんなに嬉しそうにするの
好きならどうぞ
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年6月10日
黄色い線の内側までお下がりください
僕はもうあの時も今も永遠の中にいた
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年6月10日
失うものなど何も無い
誰も何も奪えない
あなたが今、どこかで目覚めている
世界は美しく、生きるには険しい。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年6月15日
あなたが手も声も届かないところにいて本当に良かった。あなたは比類なく賢明だ。ぼくはもう傷つけ奪うことなく誰かを愛したりはできなかったのだ。あなたさえも。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年8月10日
こんなに小さい粒の薬がぼくを明日に運ぶ。ぼくは、どこまで小さく単純なのだろう。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年8月10日
あなたが僕を忘れている時間が永遠のように長く、できれば二度とそれがないこと。ぼくから溢れつづける愛で土を穿ち、あなたの記憶を埋め、深く広く流れの早い、あなたが渡ることなど思いもつかない河になればいい。何も奪いたくない。何も奪われたくない。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年8月10日
果てて重い体で眠るとき、あなたを強く確かに感じる。触れる指に伝わる熱さが、当たる歯の整列が違うから、もっともっとあなたの形が際立つ。あなたほど耳の産毛が甘い人はいないし、だれもあなたのようにぼくの を撫でたりしない。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年8月11日
「江月さんは朝はパン派ですか?」
— 江月 游 (@u_ezuki) 2016年8月11日
「わりとパンが多いです」
「甘いモノもお好きですか?」
「大抵のものは好きですよ」
「そでにジャムついてます」
!!!!!
生活は容赦なく僕から沢山を奪うだけ奪って、夢や希望や幸福や光り輝く眩しい未来の少しだけすらも見せはしない。その輝きが雲母だとしてもあったなら、僕は。いや、それでも僕は動けずにいるのか。ひたすら足元の霜柱を余す所なく踏んで歩くように前を見ず途切れる場所まで壊れた脳で囚われて暮らす。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2017年2月24日
なりたいものなどなかった。なりたくない僕になった。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2017年2月24日
遠くだれも知らないところへ行く。変哲のない姿で流れに乗って行く。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2017年2月24日
なりたいものなどなかった。なりたくない僕になった。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2017年2月24日
遠くだれも知らないところへ行く。変哲のない姿で流れに乗って行く。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2017年2月24日
なにも得る気もないことすら奪っていく。好意という暴力で。
— 江月 游 (@u_ezuki) 2017年3月1日
指を滑り込ませて
— 江月 游 (@u_ezuki) 2018年3月19日
「絶対!」
なんて言うから
苦笑いをした
菜の花色の
ブローチをしてた
僕の知らないことで
— 江月 游 (@u_ezuki) 2018年3月28日
きっと笑ったりしてる
さようならよりひどい
僕はあなたを恐れされた
ひどいことをして
あなたはもう
いまごろは
僕の知らない人だ
僕にはえいえんのあなたがもう
きみは勇気を持って
— 江月 游 (@u_ezuki) 2018年3月28日
僕の近くに土足でそっと入り込む
バカねって言いに来る
僕のドアは開いてるふうにみえて
ほんとはずっと閉じてて
きみが時々そうやって蹴破る
きみが蹴破れるくらいのドアを
僕はまた笑って閉じる
疲れたって座ったら
— 江月 游 (@u_ezuki) 2018年3月28日
もう立てない自分しか
想像がつかなくて
でもほんとうは
僕の手をいつもあのひとが握っていて
座り込んでもまた立ち上がらせる
あのひとの名残が立ち上がらせる
たわわな玉のような花の枝先
— 江月 游 (@u_ezuki) 2018年3月28日
触らぬところに手のひらを添えて
握りつぶしてしまいたい
他の誰も知らないところで
声を上げる隙もなく
誰よりも先に散り急ぐ花を
この指が目が唇が待っている
宵闇に二晩早く散らせようか