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Twitterからのまとめ

こどものいいぶん

「こどものいいぶん」


まいしゅうまいしゅう どとうのようにおしよせる
しゅうかんまんがをよみこなす それいがいに ぼくは
はくぶつかんで いきつづける いしのかけら を みていたい
みそひともじ の つくる えいえん を おぼえていたい
かぎりなくちかづき かさならない
うつくしいすうちのつくりだす グラフ を えがいていたい


ぼくからみえるせかいは あまりにせまく
たくさんのものが どんどんふってくる
ほしいものも ほしくないものも わからないくらい
たぶん ときのながれ ってやつにも おしながさ れ て


ぼくからみえるせかいは あまりにはやく
いかされていること と いきていること は
けっていてきに ちがう け ど
ぼくは なにを どうどこからせつめいして い け ば


せいふくのしたにはぼくだけが じゆう にあやつれる
まだ けんこう で わかい にくたいがあるっていうのに
あきらめてしまいたく なる おとなのあつりょくより
どれほど りゅうこうざっし が ふぁっしょん が ぼくを
ひっとちゃーと と よあそび と おんなのこのうわさ が ぼくを


とりまいてとりまいて わけのわからない こんきょのない
りゅうこうってやつで てあし がんじがらめ で
そんなことで あしもと すくわれる


ぼくがつくることのできるせかいは あまりにちいさく
なんのちからも もたない み た い
そう しゅうかんまんが や りゅうこう ほど に は


それで こんなふう で また あたらしい しゃつ をかいにいく
そでをとおして うれしいきもちに なる
てにいれることの かんたんさ と そのしつ を


は んだ んす るの は だれ だ?

ひどいひどいこと

「ひどいひどいこと」

うまく言えないキモチが
僕をいじめてる


急いでも急いでも 遅くて
選んでも選んでも 間違う


コトバも僕も暴れるキモチに振り回されて
どうにもできなくて僕をいじめて


僕をいじめて行くところないのに
大きくもない僕のカラダの中をそれでも出ていきたい


出ていきたくて暴れるから痛い
痛いのに急ぐ急いでも行くところなんかない


間違うのに選んで選んで
うまく言えないキモチなら言わずにいられれば


笑って笑っても 痛む
黙って黙っては 黙る


いつだってそんな風だから君をいじめて
痛がる君を感じては僕も痛む


君をいじめてコトバは遠ざかるのに
遠ざけるのに近くにいたいいつもすぐに


コトバも僕も暴れて君が振り回されて
どうにもできなくても君を傷つく距離に


近づけたくて暴れるから痛い
痛いのに急いで急いでどうしたらいいのかわからない


近いのに遠ざけて遠ざけて
うまく取れない距離なら離れてしまえれば


ひどいひどいこと 言う
ひどいひどいまま 抱く


行くところなんかないものは僕から君に
痛がる君を感じては僕も


うまく言えないキモチが
君を僕をいじめてる


いつだってこんなふうで 僕ら
いつまでこのまんまで 僕ら


わがままな僕が胸を痛める
胸を痛める僕が君を痛める


僕らをいじめて僕らこんなふうで


ひどいひどい 僕らの
ひどいひどい こと

ふたりであるという距離 あるいは 僕と君

「ふたりであるという距離 あるいは 僕と君」


この 薄い皮膚に閉じた躰
呼吸と消化
エントロピーを逆へ向かわせ
不要なモノを代謝する
そうして 僕が ここに ある


君のコトバが 笑顔が 泣き顔 も
どんどん僕を 単純に してゆく


心地よいもの
この機関としての 僕が
保護された時間順序の中であるよりほかにないのであれば
それ以外に なにも 要らない


つながっていると錯覚するが
別々の閉じた肉体を持つ二つの個体


傷つけ合えたなら 重ね合わせて
一つになれるの なら そう


君が摂取したものを
あるいは僕が
--そうなれたとしたらそんな境界は不要となるが観念として
共有するシステムとして
咀嚼し 糧とする
循環する
眠りに落ち または 活動する


終わるときまで終わらない
僕と君は 僕ら という
極めて単純な機関となり
単位となる
原子となり果てる


いま ある というだけで愛し合う形

First Flowers,Final Flowers

「First Flowers,Final Flowers」


眩しくて大きくて、はかなくて忘れちゃう
花火の様に夏が終わるね
君は息を止めるみたいにそれを見上げて
これで最後、一回きりのチャンスって顔で


君の最初を僕はかすめたね
日焼けみたいにあとは消えちゃうね
気まぐれだけじゃないんだよ
たぶんすぐには分かんなくても


ちょっとだけ多く夏を越えたから
知りたくなかったことを僕は知ってる
来年の今もどこででも
見えなくってもたくさんを
見切れないほど夜に散るのを
覚えてだっていられないこと


僕にはこれが最初じゃなくてね
だからって最後かって、それは気のせい
この波のようにキリもなく
いくつもいつもいつまでも
悪気もなくてもうずっと、次の花火を上げたいよ


きっといつかは泣くかもね
僕をひどいと嫌いになって
なぜそれならばあのときに一緒に夜空を見たのかと
思い出してもくれなくなるよ


なくしたものをもってる君が、うらやましくて可愛くて
泣かせてみたくなったんだ


あこがれたのは、僕でした